KNOPPIX(クノーピクス)は、ドイツのKlaus Knopper氏がDebian GNU/Linuxベースに開発したCD-ROM1枚で起動するLinuxディストリビューションです。CD-ROMのみで起動するのでハードディスクにインストールされている環境に依存することなく確実に同じ環境を再現することができます。これは、教育の場において、多くのPCを同じ環境にしたい場合などに役立ちます。また、児童生徒がCD-ROMを自宅に持ち帰れば、同じ環境を再現できるので、自宅での学習も可能になります。
KNOPPIXには、インターネットやオフィス系のアプリケーションはもちろんのこと、グラフィック系アプリケーションやさまざまなユーティリティがあらかじめ入っています。ユーザはこれらのプログラムをインストールすることなく利用することができます。
図1-1 アプリケーションの利用
KNOPPIXの特徴を以下に示します。
[*1]GNUはFSF(Free Software Foundation)が進めているUNIX互換ソフトウェア群の開発プロジェクトの総称。GNUで開発されたソフトウェアに適用されているGPL(The GNU General Public License)とはソースコードの公開を原則とし、使用者に対してソースコードを含めた再配布や改変の自由を認めている。また、再配布や改変の自由を妨げる行為を禁じている。
KNOPPIXは、一般的なLinuxディストリビューションと同じであるので、比較的古いPCでも動作します。しかもほとんどのハードウェアを自動認識する機能(AutoConfig)を持っています。以下は、KNOPPIXが動作する最低動作条件です。
しかし、アプリケーションを快適に操作するためには上記以上のスペックが必要となります。
また、機種によっては起動時にオプションの設定が必要になります。
KNOPPIX(オリジナル)の配布元はWebサイトhttp://www.knopper.net/knoppix/です。日本では独立行政法人産業技術総合研究所(以下、産総研)がKNOPPIXの日本語化を開発しており、日本語版の配布やKNOPPIXに関する情報を発信をしています。
KNOPPIXの入手方法としては、雑誌や書籍の付録CD-ROMや、産総研のWebサイトからKNOPPIXのISOイメージファイルをダウンロードすることができます[*2]。
[*2]ダウンロードできるファイルはISO9660イメージファイルです。よって、CD-R/RWに焼く場合は、トラックイメージで焼く必要があります。また、標準構成のイメージファイルは700MBのCD-R/RWが必要です。
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