PAGE TOP ▲

県立高等学校教育課程課題研究 情報研究班 による研究の成果

 県立高等学校教育課程課題研究情報研究班では,愛知県立高校の教科「情報」担当者が集まり,効果的な授業の在り方や学習指導要領に関する研究を進めています。
 ここでは,その成果を掲載しています。


平成29年度
知識や技能を活用した思考力・判断力・表現力の育成のための指導方法と評価についての研究(4)
● 研究の目的
(1) 教科情報で身に付けるべき知識や技能を活用し,思考力・判断力・表現力を育成するための総合的な課題(=パフォーマンス課題)を開発するとともに,主体的・協働的に知識や技能を活用し,思考力・判断力・表現力を育むための効果的な指導方法及び評価方法を開発する。
(2) グループで協働して開発したパフォーマンス課題と評価方法を用いて,複数校の研究員がそれぞれの所属校において授業を実践し,その検証を行うことにより,互いに知識や経験を共有して視野を広げるとともに,より効果的な指導内容,指導方法,評価の在り方を検討し,より効果的な授業を計画し,実践する力を高める。

● 研究内容
教科情報の「社会と情報」及び「情報の科学」の各単元の目標及び内容を踏まえ,生徒が授業で学んだ知識や技能を総合して,主体的,協働的に取り組むことができる探究的なパフォーマンス課題を作成する。また,パフォーマンス課題の作成に当たっては,「思考・判断・表現」の観点における妥当性,信頼性のある評価ができるように,評価規準及び評価方法も一緒に検討する。さらに,作成したパフォーマンス課題を用いた授業を実践し,より効果的な指導方法を研究する。
授業でパフォーマンス課題を取り組ませるに当たって、生徒全員が主体的で対話的に学びを進めることができるようにすることが求められる。ただ、グループ学習においては、できる生徒が一人で解決して他の生徒がそれに従うだけになったり、参加しなくても他のメンバーが解決してくれたり、調べたことをそのまま発表するだけになったりすることがある。そこで、グループによっては、知識構成型ジグソー法を活用することを検討することとした。知識構成型ジグソー法では、一人では十分な答えが出ない課題に対して、教師が幾つか異なる角度からの答えの部品を用意して、小グループに分かれて、この答えの部品について学び(エキスパート活動)、その後、グループを組み替えて、異なる部品についてエキスパート活動で検討してきたメンバー同士のグループを組む。課題に対して、生徒それぞれの異なる視点を出し合い、解決に向けて協議(ジグソー活動)をする。一人では十分な答えが出ない課題をグループで解決することになり、考えを出し合うことでよりよい答えをつくることになる。納得して自分で表現したことは、活用できる知識になりやすい。知識構成型ジグソー法は、授業の中で生徒自身が自分で考え何度も表現し直す活動をし、自分と視点の違う他者と考えを出し合って一緒に考えれば、学んだ知識を適用できる範囲が広くなるという協調学習の考え方を踏まえたものである。

● 研究の成果
全てのグループにおいて,目標に準拠したパフォーマンス課題とルーブリックを開発し,授業で実践することができた。生徒の作品(評価の対象物)を検討し,パフォーマンス課題の内容や評価の妥当性を検証するとともに,より効果的な指導方法について検討することもできた。
過去の研究と同様、どのグループもパフォーマンス課題として生徒に身近なテーマを設定したことで,多くの生徒が興味・関心をもち,積極的に学習活動に参加する姿が見られた。研究員のアンケートには、「授業実践の前後において、対象となる生徒の思考力・判断力・表現力が大きく向上していること及びこの授業に対する生徒たちの期待感を実感した」という意見もあり、今回の研究が授業改善に役立ったことが分かる。

※研究の詳細については,以下の「研究報告」をクリックしてください。授業実践報告については,報告書(PDFファイル)をダウンロードしてください。

平成28年度
知識や技能を活用した思考力・判断力・表現力の育成のための指導方法と評価についての研究(3)
● 研究の目的
(1) 教科情報で身に付けるべき知識や技能を活用し,思考力・判断力・表現力を育成するための総合的な課題(=パフォーマンス課題)を開発するとともに,主体的・協働的に知識や技能を活用し,思考力・判断力・表現力を育むための効果的な指導方法及び評価方法を開発する。
(2) グループで協働して開発したパフォーマンス課題と評価方法を用いて,複数校の研究員がそれぞれの所属校において授業を実践し,その検証を行うことにより,互いに知識や経験を共有して視野を広げるとともに,より効果的な指導内容,指導方法,評価の在り方を検討し,より効果的な授業を計画し,実践する力を高める。

● 研究内容
教科情報の「社会と情報」及び「情報の科学」の各単元の目標及び内容を踏まえ,生徒が授業で学んだ知識や技能を総合して,主体的,協働的に取り組むことができる探究的なパフォーマンス課題を作成する。また,パフォーマンス課題の作成に当たっては,「思考・判断・表現」の観点における妥当性,信頼性のある評価ができるように,評価規準及び評価方法も一緒に検討する。さらに,作成したパフォーマンス課題を用いた授業を実践し,より効果的な指導方法を研究する。

● 研究の成果
教科情報の目標に準拠した,生徒に身近な特色あるテーマのパフォーマンス課題を作成し,協働的な学習活動を取り入れた授業の実践を行い,パフォーマンス課題の作成方法や思考力を高める効果的な指導の在り方を検討するとともに,授業実践報告としてまとめることができた。

※研究の詳細については,以下の「研究報告」をクリックしてください。授業実践報告については,報告書(PDFファイル)をダウンロードしてください。

平成27年度
知識や技能を活用した思考力・判断力・表現力の育成のための指導方法と評価についての研究(2)

● 研究の目的
① 基礎的,基本的な知識や技能の習得と,それを活用した思考力・判断力・表現力を育成するための総合的な課題(=パフォーマンス課題)の開発,アクティブ・ラーニング型の授業の実践による思考力・判断力・表現力を育むための効果的な指導方法及び評価方法について協働して研究する。
② 複数校の研究員が協働して一つのパフォーマンス課題と評価方法を開発し,その課題を授業で実践,評価することにより,お互いに知識や経験を共有して視野を広げ,より効果的な指導内容,指導方法を開発し,各研究員が主体的,協働的に授業研究に取り組む。

● 研究内容
 複数校の教員が協働して,「社会と情報」及び「情報の科学」の各単元の目標及び内容を踏まえ,学んだ知識や技能を総合して活用するパフォーマンス課題と評価規準を,各班で一つ作成する。そして,それぞれの学校でパフォーマンス課題を使った授業を実践するとともに,生徒の評価対象を分析し,より効果的な指導方法及び評価の在り方について研究する。

● 研究の成果
 パフォーマンス課題として,それぞれの班が,生徒に身近な特色ある課題を設定するとともに,協働的な学習活動を取り入れた授業実践を行うことができ,生徒の授業中の活動が活発になった。ルーブリックを作成することで,生徒の活動を評価しやすくなり,複数の学校でも同じ評価基準で評価ができることが検証できた。
 複数校の教員が協働して研究を進めたことにより,目標や評価,課題を他の研究員と一緒に検討することができ,それぞれの研究員が個人の枠内にとどまらず,視野を広げることにつながった。班の中で同じ課題を使った授業を実践したことで,指導方法や授業実践状況について同じ視点で協議することができ,指導方法をより深く検討することが可能となった。

※研究の詳細については,以下のボタンをクリックし,報告書(PDFファイル)をダウンロードしてください。