Windows NetMeetingの利用法

1 はじめに

   Windows NetMeeting(以下NetMeetingと記す)とは音声と動画で会話するためのアプリケーションです。ネットワークでつながっていれば,このNetMeetingを利用することにより,パソコンの画面をLANでつながれた別のパソコンに映し出すことができます。
   学校現場においても校内LANを利用すれば,複数の教室に同じ画面を映し出すことができます。
   Windows XPに標準でインストールされており,利用料金など一切かからないので,手軽に利用することができます。
   この研究ではNetMeetingの紹介と教育利用について考えます。


2 起動

   NetMeetingはWindows XPに標準でインストールされています。
   起動させるには以下のようにファイル名を「conf」と指定して実行するだけです。

   (1)  「スタート」ボタンをクリックし,「ファイル名を指定して実行」をクリックします。

   図2-1-1 「ファイル名を指定して実行」をクリック


   (2) 「conf」と入力してOKをクリックします。

   図2-1-2 ファイル名を指定して実行「conf」と入力


3 設定

   NetMeetingを初めて使うときは姓,名などのユーザー情報を設定する必要があります。
   一度設定しておけば2回目からは最初の設定は省略され,すぐに相手と通信することができます。
   設定は以下のようにするだけで容易にできます。

   (1) 最初に,このNetMeetingを使うとどのようなことができるかという説明が表示されます。確認後「次へ」をクリックします。

   図2-2-1 NetMeetingを使うとどのようなことができるかという説明


   (2) 次にユーザー情報を入力します。

   姓,名は通信をする時に表示されるものなので,それを考慮し入力してください。
   電子メールアドレスは空欄では受け付けないので,何か入力する必要があります。
   場所とコメントは空欄でも結構です。

   図2-2-2 ユーザー情報の入力


   (3) 学校内での活用であれば,チェックする必要がないので,そのまま「次へ」をクリックします。

   図2-2-3 サーバ情報の設定


   (4) 校内LANを利用するので「LAN」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

   図2-2-4 接続速度の設定


   (5) デスクトップやクイック起動バーにNetMeetingのショートカットを作成したい場合は,チェックを入れて「次へ」をクリックします。

   図2-2-5 ショートカット作成の設定


   (6) 次に,音量関係の設定をします。「次へ」をクリックします。

   図2-2-6 音量関係の設定


   (7) スピーカまたはヘッドホンを接続して,音量調節を行います。

   セットができたら,「テスト」ボタンをクリックして,適当な音量になるようにスライダーを調節してください。
   設定後「次へ」をクリックしてください。

   図2-2-7 音量調節画面


   (8) マイクを接続して,音量調節を行います。

   セットができたら,指示されたテキストを音読し,適当な音量になるようにスライダーを調節してください。
   設定後「次へ」をクリックしてください。

   図2-2-8 マイク音量の設定


   (9) 図2-2-8でマイクを差し込まず「次へ」をクリックするとこのウィザードが出てきます。

   マイクが必要でないならばそのまま「次へ」をクリックしてください。

   図2-2-9 マイク接続の確認


   (10) 「完了」をクリックすれば設定はすべて終了です。

   次回NetMeetingを立ち上げるときはこのウィザードは起動しませんが,再度実行したい場合は[ツール]メニューの[オーディオ調節ウィザード]を選択してください。

   図2-2-10 オーディオ調節ウィザード


   (11) 次回使用するときには以下の画面から立ち上がります。

   終了するときは「閉じる」ボタンをクリックするか,[通話]メニューの[NetMeetingの終了]を選択してください。

   図2-2-11 NetMeetingの画面


4 接続

   あらかじめ2台のパソコンでNetMeetingを起動しておきます。

パソコン1の画面
(名前:愛知太郎 IP:192.168.1.141)
パソコン2の画面
(名前:愛知次郎 IP:192.168.1.142)
「通話する」ボタンをクリックする。
NetMeetingを立ち上げておく。
通話したいパソコンのIPアドレスを入力して「通話」ボタンをクリックします。
IPアドレスは「ヘルプ」メニューの「バージョン情報」で確認できます。
相手の応答を待ちます。
「応答する」ボタンをクリックする。
通話完了です。
通話完了です。


5 機能の紹介

   (1) プログラムの共有

   パソコン1の画面をパソコン2へ転送することができます(逆も可能)。また,転送先でその画面を操作することができます。

パソコン1の画面
(名前:愛知太郎 IP:192.168.1.141)
パソコン2の画面
(名前:愛知次郎 IP:192.168.1.142)
画面を転送したいパソコンで「プログラムの共有」ボタンをクリックする。
 
どのウィンドウを転送したいか選択し,「共有する」ボタンをクリックする。
画面が転送される。


   パソコン2に転送されたパソコン1の画面をパソコン2で操作したい場合は次のような操作をします。

もう一度「プログラムの共有」ボタンをクリックする。
 
「制御の許可」をクリックする。
「制御」メニューの「制御の要求」を選択する。
「許可する」をクリックする。
パソコン2から操作が可能になります。パソコン1からは操作できませんが,パソコン1で何かキーを押すと制御が解除されて,パソコン1から操作することができます。
共有を解除することで「プログラムの共有」を終了することができます。

 


   (2) チャット

パソコン1の画面
(名前:愛知太郎 IP:192.168.1.141)
パソコン2の画面
(名前:愛知次郎 IP:192.168.1.142)
「チャット」ボタンをクリックする。
 
メッセージを入力して送信する。
パソコン1のメッセージが表示されます。返事を入力して送信。
表示されます。
 


   (3) ホワイトボード

   1つのホワイトボードを共有し,お互い書き込むことができます。

パソコン1の画面
(名前:愛知太郎 IP:192.168.1.141)
パソコン2の画面
(名前:愛知次郎 IP:192.168.1.142)
「ホワイトボード」のボタンをクリックすると,ホワイトボードが出てきます。
 
パソコン1で図形を描くと,パソコン2へそのまま表示されます。
パソコン2で描いた図形もパソコン1へ表示されます。


   (4) ファイル転送

パソコン1の画面
(名前:愛知太郎 IP:192.168.1.141)
パソコン2の画面
(名前:愛知次郎 IP:192.168.1.142)
「ファイル転送」ボタンをクリックする。
 
「ファイルの追加」をクリックする。
 
送信したいファイルを選び,「追加」をクリックする。
 
「送信」をクリックする。
受信されました。
  受信ファイルを確認するために,受信ファイルが保存されているフォルダを開きます。
  受信ファイルが確認できます。


   (5) TV電話

   あらかじめWebカメラをパソコンに取り付けておきます。
   それからNetMeetingを立ち上げ通話してください。

パソコン1の画面
(名前:愛知太郎 IP:192.168.1.141)
パソコン2の画面
(名前:愛知次郎 IP:192.168.1.142)
「ツール」メニューから「ビデオ」→「送信」と選択します。

あとでカメラをパソコンに取り付けると,画像が送信できません。この場合は一度Netmeetingを終了し,カメラを取り付けた後,再度NetMeetingを立ち上げ,通話してください。
パソコン1で撮影している動画がパソコン2に送信されます。
  パソコン2で撮影している動画をパソコン1に送るため,「ツール」メニューから「ビデオ」→「送信」と選択する。
パソコン2で撮影している動画がパソコン1に送信されます。
ピクチャインピクチャを押すと右下にパソコン1側で撮影している動画(自分のパソコンで撮影している画像)が写ります。
パソコン2でピクチャインピクチャを押すと,当然パソコン1で見ている画像と逆になります。


6 活用例

事例1 情報の授業などでパソコンの指導をする際,生徒用コンピュータの画面をスクリーンに映し出して全体で見る。
環境 ・プロジェクタは教師用コンピュータの画面を映し出すことができる。
・教師用コンピュータと生徒用コンピュータはネットワークでつながっている。
手順 1 教師用コンピュータと生徒用コンピュータでNetmeetingを通話状態にしておく
2 「プログラムの共有」機能を用いて,生徒用コンピュータの画面を教師用コンピュータに送信する。
3 教師用コンピュータに送信した画面をプロジェクタで投影する。
写真 手前のパソコンが生徒用コンピュータ,左奥のパソコンが教師用コンピュータである。
生徒の画面をリアルタイムで映し出すことが可能である。


事例2 職員室と教科準備室など校内の離れた場所において会議や打ち合わせをする。
環境 ともに校内LANが接続できる場所であること
手順 両方のパソコンでNetmeetingを立ち上げておかなければならないので会議の日時を事前に確認しておく。 
確認した日時にNetmeetingを立ち上げ,通話状態にしておく。
チャット,ホワイトボード,ファイル送信などの機能を用いて会議をすすめる。


7 おわりに

   活用例にあげたように同じ部屋で利用することもできれば,離れた2つの教室,また職員室と教室でも利用することができます。
   また,通信速度は遅くなりますが,2台でなく3台4台のパソコンを用いてNetmeetingを使うこともできます。
   活用の幅が広がると思うので,ぜひ試してみてください。