普通教室の情報コンセントの活用

情報コンセント

1 はじめに

 普通教室に設置される情報コンセントの活用方法として,校内向けWebサイトの運営を中心に, その他の活用方法も含めて提案します。

2 校内向けWebサイトの運営

情報コンセントからPC

 各教室にPCを設置し,ブラウザで校内向けWebサイトを閲覧させることで, これを掲示板や連絡黒板代わりに利用することができます。

 (1) サーバの設定

 連絡事項によっては,専用のサーバ機ではなく 校務に用いるPCをWebサーバとして用いた方が更新がしやすい場合があります。 例えば, IIS(Internet Information Services)(OSはWindows 2000)を用いてPCを簡易Webサーバとして利用する ことができます。ただし,教室で使うPCがプロキシサーバを介してインターネット接続されている場合は,プロキシの例外設定をする必要があります。
 また,エイリアスを設定することにより,簡易サーバのセキュリティをある程度保つことができます。

 (2) 校内向けWebサイトの構成

 サイトの構成として一つの例を示します。
 (校内向けWebサイトの構成例

校内向けWebサイトの構成例

  ア トップページ

 各教室のPCは,起動時にこのページが表示されるようにブラウザの設定をしておきます。 内容は,生徒全体への連絡事項や他のページへのリンクです。 連絡事項は毎日更新するようにします。また, PCのモニタ画面では生徒全体への連絡が難しいため, 書記などの係の生徒に内容を確認させ,黒板への転記をさせる必要があります。

  イ お知らせ

 各校務分掌や部活動などからの連絡に利用できるページです。

例) 進路指導部から求人情報の公開
図書館から蔵書検索のページ
生徒会から文化祭テーマの応募ページ

 部活動の連絡などは,各部の顧問の先生が,主に校務で利用するPCを 簡易Webサーバとして利用すると便利です。

  ウ Webライブラリ

 生徒の学習や課外活動に役立つと思われるサイトへのリンクを集めたページです。 各教科で定期的に内容を精査して更新するようにします。

3 その他の活用方法

 (1) ネットワークプロジェクタの利用

情報コンセントからプロジェクタ

 ネットワークプロジェクタは,本体に組込み用OSを内蔵しています。 このため,各教室にPCを持ち運ばなくても, 手軽にWebページの映写やネットワーク上のファイルを用いたプレゼンテーションを 授業の中に取り入れて行うことができます。 しかし,普通のデータプロジェクタに比べてネットワークプロジェクタは導入にコストがかかります。 また,OSを内蔵していないプロジェクタの中にも, 電源ON/OFFなどの制御のみネットワークを介して行うことのできる機能があるものもあります。

 (2) IPインターホンの利用

情報コンセントからIP電話

 IPインターホンは,校内LANの配線を用いてインターホンの機能を実現できるため, 各教室と職員室などの間でインターホンを設置する際に, 校内LANのほかに専用の回線を用意する必要がありません。 また,万一の事態の対応するための非常ボタンや監視カメラなどと 組み合わせて導入することができます。 しかし,IPインターホンの子機は,アナログ式のインターホンの子機に比べて高価です。

4 おわりに

 各教室に設置される情報コンセントについて, ここに紹介したこと以外でも様々な活用方法が考えられると思います。 その一方で,今後その管理の仕方について考えていく必要が生じてくると思われます。