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水中で燃える花火

1 はじめに 

 花火に火をつけて水の中に入れると,どうなると思いますか。当然消えると思うでしょう。しかし,花火の中には消えずに燃え続けるものがあります。この実験では,水中で花火が燃える現象を観察し,物質が燃えるための条件を考えます。

2 準備

 手持ち花火(すすきタイプのもの)、水槽(すいそう)、セロハンテープ、マッチ、ろうそく、燃えがら入れ

3 実験方法と結果

(1)

水槽に水を入れます。

(2)

手持ち花火にろうそくで点火し,火薬がつまっている部分の燃焼が始まったら水槽の中に入れます。
(3) 水槽を横から観察し,燃えている様子を確認します。

(4)

すぐに消えてしまい,水中で燃焼しない場合は,火薬がつまっている部分にセロハンテープを巻きつけて再度行ってみてください。

火を使いますので,やけどをしないように注意しましょう。
有害な煙やガスが発生しますので,換気をしながら実験をしましょう。
花火を分解したりせず,安全に気をつけて使用しましょう。
実験後は,花火の火が完全に消えているかを確認しましょう。

4 先生方へ

花火は,火薬,酸化剤,発光剤からつくられています。酸化剤は主に塩素酸カリウムが使われており,塩素酸カリウムが分解することにより酸素が発生します。この酸素が供給されるため水の中でも燃え続けることができます。
今回用いた形状(通称:すすきタイプ)の花火でも,光沢のある紙で包まれている花火の方が成功する場合が多いです。
・  セロハンテープを巻くことによって成功率が上がるのは,水が直接花火に触れないため,反応を進めるのに必要な熱が急激に奪われることなく反応が進むためです。
ロケットが空気のない宇宙空間で燃料を燃やすことができるのも,これと同じ理由であることを説明し,化学変化についての関心をもたせることができます。


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