個別の指導計画            
                                                                                                     
1 「個別の指導計画」とは
 「個別の指導計画」は,障害の状態等に応じた,きめ細かな指導が行えるよう,学校における教育課程や指導計画,当該児童生徒の「個別の教育支援計画」等を踏まえて,より具体的に児童生徒一人一人の教育的ニーズに対応して,指導目標や指導内容,方法等を盛り込んだ指導計画です。作成に当たっては,学校と保護者が連携して作成します。
 特別支援学校や特別支援学級においては,従来から障害のある児童生徒を指導するに当たり「個別の指導計画」を作成していきましたが,通常の学級に在籍して特別な教育的支援を必要とする児童生徒についても,適切な指導・支援,評価を行うために「個別の指導計画」の作成・活用が重要となります。
 
2 「個別の指導計画」の効果
 ○ 児童生徒の実態を多角的に把握し,教員相互の共通理解を図ることができる。
 ○ 保護者に対して,学校として対応することを的確に伝えることができる。
 ○ 専門機関や専門家に巡回相談等を依頼する際の基礎資料の役割を果たす。
 ○ 成果を振り返り,次年度の指導への引き継ぎ資料として活用できる。
 
3 「個別の指導計画」の作成について
 作成前に,当該児童生徒の実態把握を多角的に行う必要があります。実態把握は,学級担任だけで行うのではなく,校内委員会等が行うことも多角的に行う方策の一つです。
 目標の設定に当たっては,1年程度先を見据えた長期目標と,1学期あるいは1か月程度先を見据えた短期目標の両方を設定することが望ましいとされます。
 個別の指導計画に基づく指導の成果や具体的な児童生徒の変容を保護者に伝えることを前提に,作成に理解を得られるようにすることが大切です。