V 指導の考え方及び指導内容の組み立て方

自立活動の指導は,計画(Plan)−実践(Do)−評価(Check)−改善(Action)の過程で進められなければならない。

 まず,幼児児童生徒の実態把握に基づき,長期的及び短期的な観点から目標(ねらい)を設定した上で,具体的な指導内容を検討して計画が作成される。実践の過程においては,常に幼児児童生徒の学習の状況を評価し,指導の改善を図ることが求められる。さらに,評価を踏まえて見直された計画により,幼児児童生徒にとってより適切な指導が展開されることになる。すなわち,評価を通して指導の改善が期待される。

 

 具体的に指導内容を組み立てる場合には,以下のような手順に従って考えると分かりやすい。

障害の状態,発達や経験の程度,興味・関心,生活や学習環境などについての情報収集
2  収集した情報を障害による学習上又は生活上の困難の視点からの整理もしくは,自立活動の区分(健康の保持,心理的な安定,人間関係の形成,環境の把握,身体の動き,コミュニケーション)に即した整理
3  幾つかの目標の中で優先する目標を短期と長期に分けた整理
4  指導目標を達成するために必要な項目を自立活動の区分(健康の保持,心理的な安定,人間関係の形成,環境の把握,身体の動き,コミュニケーション)の中の内容の選定 幾つかの目標の中で優先する目標を短期と長期に分けた整理
5  選定された項目を関連付け具体的な指導内容の設定

 それをまとめると,図1のようになる。