病弱・身体虚弱について  

◎ 病弱とは
 疾病が長期にわたっているもの,または長期にわたる見込みのもので,その間,医療または生活規制の必要なものをいいます。「生活規制」とは健康状態の回復・改善を図るため,運動や日常の諸活動(運動、入浴、学習など)及び食事の質や量について,病状や健康状態に応じて配慮することを意味します。

◎ 身体虚弱とは 
 先天的又は後天的な様々な原因によって身体諸機能の異常を示し,病気に対する抵抗力の低下,あるいは罹患しやすく,そのため学校への出席を停止する必要は認めないが,長期にわたって健康な児童生徒と同じ教育を行うと,かえって健康を害するおそれがあるものをいいます。

◎ 病弱・身体虚弱の教育措置について 
 病弱・身体虚弱の教育措置については,障害の種類、程度等に応じた適切な教育の内容及び方法について,専門家の意見や保護者の意見を聴いて,おおむね以下のような基準で適切に判断することが大切です。
<病弱養護学校>
 
疾患の状態(慢性の呼吸器系疾患、腎臓疾患等)が,継続して医療又は生活規制を必要とする程度のもの及び身体虚弱の状態が継続して生活規制を必要とする程度のもの
<病弱・身体虚弱特別支援学級>
 慢性の呼吸器疾患その他疾患の状態が,持続的又は間欠的に医療又は生活の管理を必要とする程度のもの及び身体虚弱の状態が持続的に生活の管理を必要とする程度のもの
<通級による指導>
 病弱又は身体虚弱の程度が,通常の学級での学習におおむね参加でき,一部特別な指導を必要とする程度のもの

 

◎ 病弱・身体虚弱教育の対象 
 医学の進歩により,かつての病弱・身体虚弱教育の対象の大部分を占めていた結核性疾患が激減し,現在は,腎臓疾患(腎炎、ネフローゼ症候群等),心臓疾患,白血病や血友病・再生不良性貧血などの血液疾患,骨・関節疾患などが中心となっています。


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