こんなことがあります

アスペルガー症候群の状態像(自閉症の三つ組の障害を軸に)

@社会性の障害 
  人との適切なかかわりが難しく,孤立することがある。
  (このことが原因で,孤立してしまうことが多い)

・はじめての人にもよく知った人にも親しげな態度をとることがある。

・必要以上に体を接近させて話す場合がある。
      →相手に応じてかかわったり,適当な距離を保つことが難しい。

・一度に何人もの人に,適切に注意を振り向けることが難しい。
      →友達の中でだれか一人を独占しないと気がすまないことがある。

・仲間内の秘密を違う人に話してしまう場合がある。
      →「秘密を守る」という暗黙の了解事項が分からないことがある。

・場にそぐわない大きな声で相手を呼んだり,厳しく失敗を責めることがある。
      →相手がいやな思いをするかもしれないことに気付きにくい。

・相手の表情,声の大きさ,抑揚などから,相手の意図を読みとることが難しい。

Aコミュニケーションの障害   
  言語発達の遅れではなく,「年令にそぐわない会話」「冗談が通じない」
  「会話が一方的」という形であらわれる。

・「あげる」と「もらう」をうまく使い分けられないことがある。
            
・仕事を頼まれ「急がなくていいよ」と言われると,いつまでも手をつけないことがある。
      →字義どおりの解釈をしたり,あいまいな表現の理解が難しい。

・話し方の口調や遣う言葉,表現の仕方,声の大きさに特徴がある。

・会話のときの視線や表情が不自然である。
      →非言語コミュニケーションを適切に使うことが難しい。

・「○○ゲームがほしい」という要求を,「○○ゲームは△月×日発売です」と言ったりすることがある。
      →自分の意見や気持ちをうまく表現できないことがある。

・一方的に話し続けたり,相手の話の途中で突然その場を離れたりすることがある。
      →自分の興味や関心に強くとらわれている。

・話の内容がどんどんそれていってしまうことがある。
      →会話や話題を共有することが難しい。
                                                

B想像力の障害(こだわり)   
   「特定の事柄に関心が強い」「全体像をとらえることが苦手」
   「収集癖がある」などの形であらわれる。

・就寝時間までにテスト勉強が終わらず,パニックになってしまうことがある。
      →固定された習慣を崩されると,混乱してしまう。

・少しでもルールからはずれた友達を厳しく非難することがある。

・分かってもよさそうなルールや道理を理解することが難しい。
      →ルール(固定された習慣)を守ることや,新しく受け入れることに対する強いこだわりがある。

・カタログ的知識にとても興味を示し,好きなものを集めることがある。

 こだわりのプラスの面がうまくあらわれると勉強や特定の分野で優れた能力を示すことがある。

 ・年代を覚えるのが得意
 ・パソコンの操作を覚えるのが早い                   
 ・決められた係活動を忘れずに行う  など

                                                

 この他にも,感覚(五感)の過敏さ,もしくは鈍感さがみられたり,不器用なこともあります。    

  

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補足説明