こう はん せい はっ たつしょうがい
広汎性発達障害
  
  広汎性発達障害
とは
 広汎性発達障害は,世界保健機関(WHO)の国際疾病分類第10版(ICD−10)やアメリカ精神医学会の診断・統計マニュアル第4版(DSM‐W)で採用されている概念で,発達の幾つかの面における広範な障害によって特徴付けられるため,「広汎性」の名称が使われています。
 広汎性発達障害には,「自閉症」「アスペルガー障害(症候群)」が含まれます。この障害は,
によって特徴付けられる一群の障害です。診断・分類上,様々なとらえ方があります。
 このページでは,アメリカ精神医学会の診断・統計マニュアル(DSM−W)による考え方と杉山登志郎氏(あいち小児保健医療総合センター)による解説図(富士山モデル)を掲載します。

 


        広汎性発達障害の解説図1
   
                             
                      
 上図はDSM-Wによる広汎性発達障害の概念図です。四つの障害と,それらに該当しないけれどもPDDの状態を示す「特定不能の広汎性発達障害」を含めて五つの障害として規定しています。DSM−Wは医学統計(研究)も目的としているためイギリスの児童精神科医ローナ・ウィングの臨床の立場とは異なります。ローナ・ウィングは自閉症やアスペルガー症候群などを連続した状態(スペクトラム)と考えています。詳細は「自閉症スペクトラムについて」を参照してください。
広汎性発達障害の解説図2

 「1980年代になると,自閉症以外の自閉症類似の社会性の先天的障害をもつグループ(自閉症スペクトラム=スペクトラムとは,連続体のこと)が存在することが次第に明らかになってきた」「自閉症スペクトラムを正式には広汎性発達障害と呼ぶ」と,杉山登志郎氏は述べています。上図は広汎性発達障害を山に例えており,昔の自閉症の概念を頂上として,広いすそ野をもっている状況を表現しています。                      
(「アスペルガ−症候群と高機能自閉症の理解とサポート」学研 2002 杉山登志郎編著)より
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