「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」について
4 「個別の教育支援計画」と「個別の指導計画」

   先に触れた概念図でも分かるように,「個別の教育支援計画」はさらに長期の「個別の支援計
 画」の中に位置づけられています。
  学齢期においては,各学校が学習指導をはじめとする諸計画を個別化して作成する関係で,こ
 の両者の位置づけについて明確にしておくことが必要となります。
 「個別の指導計画」は,教育課程を具体化したもので,一人一人の指導目標や指導内容・方法の
 明確化を図るため,これまでも,学校でのきめ細かな指導を行うために作成されてきました。
  つまり,障害の状態や発達段階に応じた指導目標を設定して適切な指導を行うよう,例えば自
 立活動や各教科等において作成するなど,個々の指導の方法や内容を盛り込んで,作成していま
 す。

  現行の盲・聾・養護学校の学習指導要領では,自立活動における「個別の指導計画」と重複障
 害のある児童生徒の指導における「個別の指導計画」の作成が義務付けられていますが,全国的
 にみると自立活動以外の各教科・領域等や重複障害のある児童生徒の指導以外の場合にも「個別
 の指導計画」を作成することが多くなっています。

  これに対して,「個別の教育支援計画」は,福祉,医療,労働等の関係機関が連携して一人一
 人のニーズに応じた支援を効果的に実施するための計画で,地域社会に生きる個人を,関係機関
 等による連携協力体制で支援をしていくための道具(ツール)として位置づけられています。

  したがって,「個別の教育支援計画」と「個別の指導計画」は,次元(レベル)の違うも
 あり,「個別の教育支援計画」は比較的長期スパンで作成することが考えられます。
  換言すれば,「個別の教育支援計画」を踏まえ
て「個別の指導計画」をきめ細かく作成すると
 いう関係になります。

  「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」の両者に共通するのは,幼児児童生徒の基本的な
 データであり多くの場合「プロフィール表(フェイスシート)」と呼ばれる実態把握に関する項
 目群です。プロフィール表を共有しつつ双方の計画が立てられることになります。

「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」の作成手順は,
 右のボタンをクリックしてください。
  
「個別の教育支援計画」「個別の指導計画」の作成例
    ※ 以下に学校種ごとの作成例を挙げます
  

 

5−1 小学校「通常の学級」の『個別の教育支援計画』例 
5−2 小学校「通常の学級」の『個別の指導計画』例 
6−1 中学校「特殊学級」の『個別の教育支援計画』例 
6−2 中学校「特殊学級」の『個別の指導計画」例  
7−1 盲学校の『個別の教育支援計画』例 
7−2 盲学校の『個別の指導計画』例 
8−1 聾学校の『個別の教育支援計画』例 
8−2 聾学校の『個別の指導計画』例 
9−1 知的障害養護学校の『個別の教育支援計画』例 
9−2 知的障害養護学校の『個別の指導計画』例 
10−1 肢体不自由養護学校の『個別の教育支援計画』例 
10−2 肢体不自由養護学校の『個別の指導計画』例 
11−1 病弱養護学校の『個別の教育支援計画』例 
11−2 病弱養護学校の『個別の指導計画』例