聴覚障害とは(目次) 1 聴覚障害の種類と聴力レベル 2 コミュニケーション方法 3 補   聴   器
4 人  工  内  耳 5 聴 覚 障 害 者 の就学と進路 6 日 本 語 の 獲 得 7 聴覚障害Q&A

3 補聴器

 補聴器とは音を大きくして聞こえやすくする装置です。下記のとおり様々な種類があります。 

(1) 音声処理の方法による種類分け
  補聴器は音声処理の方法からアナログ補聴器とデジタル補聴器とに大別されます。前者は音声信号をそのまま調整及び増幅するのに対し,後者はデジタル信号に変換してから調整及び増幅を行います。後者の方がきめ細かな調整が可能です。
  最近では,高価ではありますが性能がよいことから,デジタル補聴器を使う人が多くなってきました。聴覚障害者の聞こえの状況は様々であることから,使用する人の聞こえの状況に合わせられるように各社から様々な特性・性能を持った補聴器が発売されています。
(2) 形状による種類分け
  補聴器の形状から下記のように分けられます。

挿耳型補聴器 耳掛け型補聴器 箱形補聴器
挿耳型補聴器の図挿耳型補聴器の図 耳掛け型補聴器の図 箱型補聴器の図
個人の耳穴に合わせて作られます。小型で目立ちませんが,操作性は悪く価格も高めです。 小型軽量で,身体の動きにじゃまされずに使用できます。挿耳形に比べると出力も高めです。 操作が簡単で十分な出力が得られます。反面,大型でかつコードがあるために目立ったり使いづらかったりします。

            上図:愛知県立岡崎聾学校「聞こえとコミュニケーションについて」より引用

(3) その他の種類分け
  伝音性難聴に有効な骨導補聴器やFM電波を利用したFM補聴器等があります。

 現在,補聴器が必要な聴覚障害者の間では様々な補聴器が使われており,その性能も高くなってきていますが,まだ万能ではありません。感音性難聴の場合,もともと音がひずんで聞こえますので,単に音を大きくしただけでははっきりと聞くことはできないのが現状です。