作業種目  窯業  「はと笛」
1 作業の特長 完成したはと笛
・手先の巧緻性を向上させるのに適している。
・可塑性に富み,工夫する力を養うのに適している。
2 材料・用具
粘土,どべ(同質の粘土を水で溶いたもの),しっぴき(釣り糸,ナイロン糸でも代用できる),かき出しへら,釘,ドライバー(マイナス),金具(傘の骨を平らにしたもの)
3 作業工程
(1)練り ・写真のように粘土を練り,丸くまとめる。 練り
(2)成形 ・鳥の形を作る。

*留意点
・作業に慣れたら,いろいろな形を工夫する。
成形
(3)切断 ・しっぴきでかたまりを頭と胴体の部分に切り分ける。
切断
(4)くり抜き ・写真のように,胴体の部分の内部をかき出しへらでくり抜く。
くり抜き
(5)吹き口・歌口作り ・胴体の部分に,金具を差し込む。




・ドライバーを使って歌口を作る。

*留意点
・音が出るか確かめながら製作する。


 
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   吹き口・歌口の作り方
吹き口作り

音の確認
(6)はり合わせ ・切り離した部分の表面を,釘などを使って傷付け,どべを塗る。





・頭部と胴体部を貼り合わせる。
どべ塗り

はり合わせ
(7)乾燥 ・直接日光の当たらない場所で,1週間程度乾燥させる。  
(8)焼成 ・しっかり乾燥させたら,800℃で約6時間,素焼きする。

*留意点
・七宝窯や七輪を使って,徐々に温度を上げていくとよい。
 
(9)窯出し ・温度が下がったら,鳩笛を取り出す。  
4 支援上の留意点
・吹き口や歌口などの難しい工程では,教師が援助するとよい。
・長時間の作業工程であるため,生徒の実態に合わせて授業で扱う部分に配慮する。
5 評 価




項目  段階 T U V
鳥の成形 粘土を丸め,大まかな形を作る。 吹き口を意識して,細い尾の部分を作る。 鳥の形を工夫して成形する。
吹き口作り 吹き口に金具を差し込む。 金具が,空洞の内側の壁に届くように差し込む。 音が出るように吹き口を作る。
はり合わせ 貼り合わせ部分に傷を付ける。 はり合わせる。 きちんと貼り合わせる。
 態度面・知識面の評価