作業種目   紙器加工  「手さげ袋」
1 作業の特長 手さげ袋完成品
・寸法どりやカッターナイフの使い方などを学ぶのに適している。
・作業工程別の分業がしやすい。
2 材料・用具
レザック紙(本体用紙),白ボール紙(底板,持ち手用補強紙),ひも(40p2本),金尺(300o,600o),カッターナイフ,ふきん,カッター板,接着剤,クリップ,穴開けパンチ,おもり(約1600g),はけ,折り目線付け用具(インクの出なくなったボールペン,先を削った釘など)
*補助具(Cクランプ,採寸板,底はり補助具,金尺を固定した板,穴開け用補助具)
3 作業工程
(1)本体の裁断と寸法どり 【本体】(レザック紙)
・392×544oの寸法をとり,カッ ターナイフで切る。(4枚分)





・金尺で寸法を測り,印を付ける。

*補助具(Cクランプ)
・金尺をうまく扱えない生徒には,作業台にCクランプを使って固定して寸法どりをする。
・金尺の目盛りを読むことが不正確な生徒は,採寸板で寸法どりをする。


*留意点
・裁断した部品や工程別に,材料を分類しておくと作業に流れができる。
紙の裁断

採寸板での寸法どり

材料の分類
(2)本体のけがき
 

   

・印に合わせて,けがきをする。

              設計図   縦392×横544o
 
(3)折り目線付け
・本体部の折り目線を付ける。

*留意点
・生徒の能力に応じて,折り目線を付ける道具(インクの出なくなったボールペン,先を削った釘,先を丸く削った鉄板,ペーパーナイフなど)を選ぶ。
折り目線付け

折り目線付け用具

採寸板で採寸

採寸板
(4)補強紙の作成
   
【持ち手用補強紙】(白ボール紙)
・30×140oの寸法を測り,カッターナイフで切る。

【底板用補強紙】(白ボール紙)
・114×143oの寸法を測り,カッターナイフで切る。

*補助具(金尺を固定した板)
・手の力が弱い生徒は,補助具を使って切る。
金尺を固定した板
金尺を固定した板
(5)接着 ・持ち手部分(二か所)に補強紙を接着する。














・補強紙を挟み込んで,折り返し部分を接着する。
・接着後は,クリップをはめて,固定しておく。





・側面ののりしろに接着剤を付け,貼り合わせる。
補強紙の接着

折り返し部分の接着

クリップで固定

はり合わせ
(6)折り曲げ
   
・折り曲げ線の印に合わせて折る。
・底はりをする。






*補助具(底はり補助具)
・底はり補助具を使い,底部の折り目をしっかり付ける。
印に合わせて折る

底はり補助具
底はり補助具
底はり準備
(7)底部の接着    ・はけを使って,底部を接着する。
   
底部の接着
(8)持ち手ひも用の穴開け ・持ち手部分に2穴パンチで穴を開ける。











*補助具(穴開け補助具)
・正確な位置に穴が開くように,穴開けパンチを固定するとよい。
持ち手部分の穴開け

穴開け用補助具
穴開け用補助具
(9)折り曲げ ・底の補強紙を入れ,折りたたむ。
・紙袋がきちんと折りたためるように,しっかりと折り目を付ける。
折り曲げ
(10)ひも付け ・穴の内側から通し,400oのひもを2本付ける。 ひも付け
(11)検査 ・おもりとしてペットボトルに砂を入れ,製品の強度を検査する。(約1600g) 検査用ペットボトル
4 支援上の留意点
・何を入れる袋かを相談し,規格を決める。(本紹介例は,贈答用の窯業製品の箱が入るもの)
5 評 価




項目  段階 T U V
寸法どり 採寸台の印に合わせて印を付ける。 金尺の目盛りを見て印を付ける。 設計図を見て,寸法どりをする。
カッターナイフの扱い カッターナイフで紙を切る。 金尺に合わせて,カッターナイフを使う。 金尺を使い,正確にカッターナイフを使う。
折り目線付け 二つの点に金尺を当て線を付ける。 金尺を使い,折り目線を付ける。 設計図を見て,適切な折り目線を付ける。
接 着 接着剤を必要な部分に塗る。 余分な接着剤をふき取り,きれいに接着する。 接着剤を適量だけ必要な部分に塗る。
 態度面・知識面の評価