作業種目  紙器加工  「紙すき製品(名刺,はがき,カレンダー)」
名刺完成品 はがき完成品 カレンダー完成品
名刺 はがき カレンダー
1 作業の特長                         
・手先の巧緻性を高めるのに適している。
・目と手の協応性を高めるのに適している。
2 材料・用具
牛乳パック,こうぞ,粘剤(洗たくのりなど),フィルムケース,はかり,ミキサー,計量カップ,ピンセット,ボウル,バット,タオル,さらし布,水そう,紙すきキット,アイロン,アイロン台,プレス機,クリアファイル,洗たく機,洗たくネット,ものほし台
*補助具(紙ちぎりの大きさや量の印を付けたシート)
3 作業工程
(1)牛乳パックの切断 ・牛乳パックを切り開く。
・牛乳パックの底を切り落とす。
・4枚になるように切る。
4枚に裁断
(2)しわ入れ ・もみほぐし,しわを入れ柔らかくする。 揉んで柔らかくする
(3)ビニールはがし ・約20枚を洗たくネットに入れ,洗たく機の水流弱で約15分間かくはんする。
・ビニールをはがして取り除く。
ビニールをはがす
(4)パルプ作り ・ビニールを取り除いた紙を細かくちぎる。

*補助具
・大きさや量が分かるように,バットにシートを敷く。
細かくちぎる
(5)計量 【名刺作り】
・フィルムケースに,パルプ7gを入れる。
・もう一つのフィルムケースに,こうぞ6gを入れる。

*留意点
・フィルムケースに量の目安の線を記しておく。
・コースターの場合:パルプ17g こうぞ12g
・はがきの場合:パルプ14g こうぞ4g
・はがきは乾燥したとき,約6gに仕上げる。
計量器で計量
(6)ミキサーかけ ・水200t,こうぞ,パルプをミキサーに入れ,1分間かくはんしボウルに入れる。

*留意点
・お花紙を入れると淡い色になる。


・水200tをミキサーに入れ,10秒間かくはんしボウルに入れる。
・ボウルに粘剤を加え軽く混ぜる。
ミキサーでかくはん
(7)紙すき ・水槽に深さ5〜6pまで水を入れる。
・水槽に押し板以外の紙すき枠を置き,パルプ液を均一な厚さになるように流し込む。

*留意点
・いろいろな模様や形の紙や葉などをすき込んでもよい。









・水中から紙すき枠のまま水槽から取り出す。
・取り出した紙すき枠の一番上の押し板に濡れたさらしを当て,押しながら水分を抜く。

*留意点
・空気が入らないようにする。
・上からパルプを押さえ,水を抜く。
紙すき枠
紙すき枠
パルプ液の流し込み

水抜き
(8)水切り ・水切り用に板,タオル,さらしを重ね準備する。
・下板,外枠,押し板の順に取り外し,下板に乗せ,すいたさらしを下になるように手ぬぐいの上に置き水を切る。
・下板と金網を取る。
・製品の上にしわにならないように,さらしを置く。
・製品の上に手ぬぐい,タオル,板を置く。
・製品を挟んだ板を床に置き,約1分間上に乗り水を切る。
水切り
(9)アイロンかけ ・さらしで製品を挟んだまま,アイロンをかける。
アイロンかけ
(10)プレスかけ ・製品が乾いたら,クリアファイルに挟み,プレス機にかける。 プレス機でプレス
(11)印刷や装飾 ・用途に合わせて印刷や飾り付けをする。
   名刺,はがき,メッセージカード,
   コースター,カレンダー 
ゴム印で装飾
4 支援上の留意点
・ミキサー,アイロン,プレス機を正しく扱い安全に留意する。
・より質の高い製品が作れるように,製品を教員と一緒に点検し,よいところや気を付けるところを確認する。
・湿ったパルプやこうぞの余りは冷蔵庫で保管する。
・作業工程が分かりやすいように手引きを作るとよい。
ミキサーの手引き見本 紙すきの手引き見本 水切りの手引き見本 アイロンの手引き見本
ミキサーの手引き 紙すきの手引き 水きりの手引き アイロンの手引き

5 評 価





項目 段階 T U V
切 断 はさみで切る 折り目に沿って,はさみで切る。 まっすぐに,はさみで切る。
しわ入れ 紙を握って,しわを入れる 両手で絞るように,しわを入れる。 もみ洗いをするように,しわを入れる
紙ちぎり 大きな紙を破る 細かく紙をちぎる。 大きさを考えて,早く紙をちぎる。
紙すき 紙すき枠にパルプ液を流し込む。 紙すき枠をゆっくり水から上げる 紙すき枠の縁まで,きれいに均一な厚さで紙をすく。
 態度面・知識面の評価