作業種目  縫製加工  「草木染め」
花びん敷き・ハンカチ完成品 スカーフ完成品 のれん完成品
1 作業の特長
・色の変化や模様の現れに喜びや驚きがある。
・小物製品(花びん敷き,ハンカチなど)から大きな製品(ふろしき,スカーフ,のれんなど)まで活用でき,能力に応じた製品作りに適している。
・身近な道具や材料で製作できる。
2 材料・用具
タマネギの皮,焼きミョウバン,なべ,さい箸,ゴム手袋,ざる,洗いおけ,木綿布(白),ゴムバンド,発砲スチロール片,(ボタンなどでも可)
3 作業工程
(1)染料液作り ・鍋にタマネギの皮と水(鍋一杯分)を入れ,40分間煮込み,ざるでこし,染料液を作る。
タマネギの皮と水の入った鍋
(2)模様付け

   

 

・布は,一度洗たくし,糊を落として乾かしておく。
・発砲スチロール片を入れ,ゴムバンドできつく巻く。

*留意点
・ボタンやビーズ等,身近な物を利用してもよい。
・ゴムバンドではなく,糸を巻いたり,布をしばったり,縫ったりしてもよい。
ゴムバンドで巻く

ボタンやビーズが付けられた布

糸を巻く
(3)染色
 
・巻き終えた布を水で濡らし,軽く絞る。
・布を広げて,染料液の中に入れる。
・染料液の中で,しわを伸ばすように布を広げながら,しっかり染める。

*留意点
・時間をかけるほど(約20分間)濃く染まる。
・薄く染めるのであれば,約3分間染める。
・染料液が冷めてから染めると,染めむらが少ない。
染料液につけられた布

染料液の中で広げる
(4)媒染
 
【アルミ媒染(ミョウバン)の場合(黄色に変化する)】
・媒染液(焼きミョウバン10gを水5gに溶かす)を用意する。
・染色後の布を軽く絞り,広げて,媒染液の中に入れる。
・好みの濃さになるまで浸す。

*留意点
・色が薄ければ,(3)の染色と(4)の媒染を繰り返す。布が乾くと色合いは薄くなることを考慮する。
・媒染後,再度染色する場合は,軽く水洗いして,染料液に入れ直す。


【鉄媒染の場合(緑っぽい黄色に変化する)】
    鉄媒染液の作り方は,ここをクリック
            媒染液
ミョウバン

触媒液の中に浸す
(5)水洗い,乾燥,仕上げ ・水洗いをし,室内で乾かす。完全に乾いてからゴムバンドを取る。

*留意点
・濡れているうちに,ゴムバンドを取ると輪郭がぼける。
・乾いた後に,再度,色が出なくなるまで水洗いをするとよい。
・のれんやスカーフは,柔軟剤を使うとよい。
 
4 支援上の留意点
・ハンカチや敷物を染色前に縫製する場合は,木綿の白ミシン糸を使用する。
・染色,媒染時に,布が液から出ていると,染めむらの原因になるので注意する。
5 評 価





項目 段階 T U V
模様付け ゴムバンドで布をきつく巻く。 仕上がりを予想してゴムバンドや糸を使い,模様を付ける。 自分で模様を考え,材料や縫い方を工夫する。
染 色 布を染料液の中に入れる。 布を染料液の中に入れ,広げながら染める。 色合いを見ながら,染料液や媒染液で繰り返し染める。
洗 い 手で洗う。 手洗い,または洗たく機で,色落ちしなくなるまで洗う。 要領よく,柔軟剤仕上げをし,干したり,取り込んだりする。
 態度面・知識面の評価